組織風土の特徴を掴む その66

さて、次にミーティングの開催告知をします。

皆さんの会社ではどんな告知がされているでしょうか?

「10月10日にミーティングを行います。内容は会社の将来についてです。」

告知には、なんといっても【何をするのか?】が発信されていなければなりません。

上記のアナウンスには、「会社の将来」について話し合うとなっていますが、いまいちピント来ません。

参加する社員の身になって考えて見ると、もう少し気の効いたアナウンスが出来るはずです。

「10月10日に会社の将来について皆さんで話し合って行きたいと思います。これは皆さんの将来を語る事と同じだと考えます。まずは、皆さん自身が思い描く将来図(会社にどうなってもらいたいか?)について考えて来て下さい。そして、自分はどのように関わっていくのか、仲間とどのように関わっていくのかも考えて来て下さい。皆さんの意見を持ち寄り、数字目標だけでは無く、具体的に将来を描きたいと思います。その為に10月10日は【意見だし】を目的とします。」

少し文章が長くなりましたが、ここまで意識してアナウンスする事でミーティング内で何をしたいのかが見えて来ます。

社員ひとりひとりにも想いがあります。

それを実現出来るかもしれないとしたら、それは金銭報酬よりも大きなものとなるはずです。

風土改革には意識改革も含まれている事を我々は忘れてはいけません。